オアフ島のラグジュアリー物件のバイヤーは売買のトレンドを変えている

オアフ島、特にホノルルを中心として、ラグジュアリー・マーケットの投資家のトレンドが変わってきていると、不動産仲介大手のコールドウェルバンカー・パシフィックプロパティーズ社が直近のレポートで報告しています。

現在の投資家は、プライバシー、セキュリティーだけでなく、彼らが求める文化、芸術や自然などの「ラグジュアリー・ライフスタイル」を満たす物件を好む傾向にあり、大きな家よりは小さくても良いが、メンテナンスなどの経費が低く、レストランやショッピングなどに
近く、ワールドクラスのアメニティー(付帯設備)があるものを好んでいます。

バイヤーの好みが、多様化しているだけでなく洗練されてきていることから、それを扱うエージェントも、一般のMLSからの情報だけでなく、航空写真(エアリアルフォト)やビデオ、3Dツアーなどを駆使して物件をプロモートし、オアフ島外からの顧客にアピールする必要性が出てきました。

ラグジュアリー物件の多くのバイヤーは、一般の消費者と同じようにウェブサイトを利用して物件を検索すると同時に、ラグジュアリー物件が掲載されている雑誌などの紙媒体も見ています。洗練されたラグジュアリー物件を購入するには、バイヤーも紙媒体をチェックし、購
入プロセスをスムーズにサポートしてくれるラグジュアリーのスペシャリストを選ぶことが必須条件です。

2016年の統計では、ハワイ州のラグジュアリー物件の購入者の42%は米国本土から、地元のハワイ州は38%、日本からは15%となっています。オアフ島は、ハワイ州全体のラグジュアリー・マーケットの60%を占めており、地元からの投資が53%、本土からは17%、1/4に近い23%が日本からとなっており、2015年が6%だったことと比べると大幅な増加になっています。

その大きな要因は、新規プロジェクトのワイキキのリッツ-カールトン・ワイキキ・レジデンスとカカアコ地区のワイエアの竣工と登記にあります。これらには、ラグジュアリーと呼ばれる200万ドル以上の物件の多くが含まれており、その総額は2億4,300万ドルになります。オアフ島で日本の投資家が購入したこの価格帯の物件の70%を占めています。

ラグジュアリー・マーケットの3つのポピュラーな地区は、戸建て住宅中心のカハラ、ダイヤモンドヘッドとコンドミニアムが中心のアラモアナ&カカアコ地区です。

今後数年で、アラモアナ&カカアコ地区の新規開発プロジェクトが完成し、新たなラグジュアリー・コンドミニアムや新規のユニットが市場に出てくることは、市場をさらに活性化することにも役立ちます。

ラグジュアリー・マーケットでのもう1つのトレンドは、スマートホームと呼ばれる携帯で行えるセキュリティー・システムで、特に複数の家を所有しているバイヤーには重要なポイントです。

また、テクノロジーの発展は消費者を進化させていますが、人生で最大の投資となる「不動産」を扱うプロフェッショナルに代わることにはなりませんし、それは不可能でしょう。売主も買主も、情報の整合性、収集やその解釈のためには不動産のエージェントが必要ですし、そのデータを分析しながら、売主と買主という利害が反する相手を売買のプロセスで如何にまとめていくかが鍵となるからです。不動産は、ある意味では「人と人のお付き合い」だからです。

<Source: Pacific Business News>